息子(2歳9か月)が話す謎の言葉「アクビー」の意味が解ったというお話。
息子(2歳9か月)は、2歳過ぎたころから、「アクビー」というようになった。
2歳からワールド・ワイド・キッズを始めたので、何かの英語のフレーズを聞き間違えて発音しているのかねえ?とママと話をしていた。少し前まで自分の息子が英語のフレーズを覚えて話している、と信じている夫婦がここに居たのだった。親バカ丸出しだ。
しかし、親バカが突然終わりを告げる日がきた。
息子がいたずらをしたので叱っているとき、パパの顔を見てニヤニヤしながら「アクビー」と言った。この瞬間、「アクビー」は、パパに反抗する意味を含む言葉だということが解った。同時に、これは英語のフレーズではないな、日本語だなということが解った。
というのも、ワールド・ワイド・キッズのキャラクター(Mimiちゃん、Mani、Pepi、Zizi)は、このような言葉を使わないからだ。嫌いという言葉は、Stage1のMimiちゃんの自己紹介で出てきたが、怒っているというような感情表現は、Stage4になって初めて出てきたはずだ。とにかく、Mimiちゃん達はポジティブなのだ。他人の悪口は言わない。
今まで「アクビー」は英語だと思い込んでいたので、気が付かなかったのだけれど日本語であるなら、思い当たる言葉がある。「あっかんべー」だ。
息子に率直に聞いてみた。
「アクビーって、あっかんべーのこと?」
息子は言葉が通じたのが嬉しかったのか、キャッと笑い出して、「あっかんべー」と連呼するようになった。舌まで出して。
「今まで英語だと思っていたのに~憎たらしいこと言っていたのね」とママが言った。
「あっかんべーって言葉は誰が言ったのだろう?リアルで聞かないし、言わない言葉じゃないか?じいじ・ばあばも言わないしなあ。」と言いながら、犯人捜しを続けた。
「機関車トーマスかな?」という私の言葉を遮るように、ママが言った。
「ノンタン!」
そういえば、ノンタンが「あっかんべー」をする絵本があるのを見て、驚いたことがあったなあと思った。「あっかんべー」なんて最近の子供はしないのじゃないか?って思ったっけ・・・
「アクビー」という謎の言葉が解った瞬間だった。息子よ、パパが叱るときに「あかんべー」って言っていたんだな。そういえば、「アクビー」という言葉は、ママがご飯を食べなさいという時に良く言っていたな。
イヤイヤ期はまだまだ続きそうな予感がする。