ピグマリオン第2グレード第13回〜24回までは10までの数の引き算がスタート。区切りごとの振り返りと、これからの展望を書いてみたいと思います。
数分野
いままで足し算ばかりやってっきた息子の反応は「??」というものです。
父「6−4は?」
息子「10!」
と元気に6+4を答えてくれるので、慌ててヌマーカステンを取り出して、引き算の確認をしています。
父「6個から4個取ると、残るのは?」
息子「2個!」
父「じゃあ6−3は?」
息子「???」
父「ヌマーカステンを頭の中で想像してみて」
父「6個から、上の1個と下の2個を取ったら残っているのは何個かな?」
息子「うーん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
息子「!!」
息子「3個!」
図形分野
図形カードを使った坊主めくりならぬ図形めくりが大好き。
何となく、図形の名前を覚え始めていますが、直角三角形と直角二等辺三角形が区別できない様子。辺が同じということが解らないので、同じように、正方形と長方形の区別できません。
現時点のピグマリオンの感想
これからも、息子とコツコツと教えない算数を積み上げていきたいと思います。正直なところ、1+1=2と教えた方が早いと思います。なんで、こんなに苦労して教えず、気づかせるという大変なメソッドを選択してしまったのか。公文のように、覚え込ませてもよかったのです。
ピグマリオンに興味のある方は、特に、家庭学習を選ぶ方は、本当に根気がいることを覚悟した方がよいと思います。私は近くに通える教室があったら、絶対に通わせています。
でも、子供が自分で気づく、親はその手助けをしているだけの状況の先に何があるのかを見てみたいという気持ちもあるのです。年中さんで100までの加減が解った!という表面的なものではないのです。
同じ大きさの正三角形を3つつなげると、台形になることや、その台形に正三角形を乗せると、大きな正三角形になる、ということを息子は自分で発見して喜んでいます。
幼稚園の積み木でも実験したら同じだったよと嬉しそうに話してくれました。息子がどうして幼稚園で実験しようと思ったのか、正三角形になると発見できたときの気持ちはどうだったのか、見てみたかったと思います。
子供のときの詰め込みの限界は、私自身の体験からよく見ていました。母親が子供のおしりを叩いて勉強をさせていた子供ほど、高校受験までは通用するけど、その後はさっぱりという人が多かったように思います。
このような結果になる原因はまだ良く解っていません。一つの答えは、学歴や大学受験レベルの勉強を教えることができない母親自身の限界だったのかもしれません。佐藤ママのような方もいることですから。
AIの時代、覚えることにもはや意味が無くなったと思います。AIにはできない、直感力を持つためには、自分で気づく、すなわち、自分で考える子に育って欲しいのです。詰め込みは何時でもできる。今はその時期ではないと思います。