ピグマリオン第1グレード第2教材になりました。指導ポイントを備忘録を兼ねてまとめてみました。
指先遊び
塗り絵
- はみ出さない
- 塗りむらなく塗る 面積が少なくても塗りむらがなくする。
- 塗りむらができるようであれば、市販の塗り絵でも購入して練習
- 第1グレードは上の2つまで。2つができれば、配色を考える。
運筆練習
- くるくる回るように書く。人差し指がちゃんと持てていないとくるくる回せない。
- 目で見た目標と同じように手が動く
はさみ
- 透明度の高い折り紙を使う。透明度の高いものを選べるようにする。
- 下に敷いて段々となぞれるようにする。なぞれない間は親がなぞった状態で渡す。
- 刃を長く使うように意識すると、まろやかな曲線で切る。奥まった場合に切り下ろす。
- 紙を左手で動かしながら切る。刃先の向きは動かさない。時計と反対回りで紙を動かす。
- 何処が山折りの部分に該当するのかを気をつける。
絵描き歌
- 指導者が2回書いて見せる。
- 最初は、指導者と一緒に書く。
- 次に、指導者が歌を歌うだけで、子どもに書かせる。
- 最後に、自分でやってみてと、子どもに歌わせながら書かせる。
図形遊び
色板トントン
- 図形の名前を言いながら置いていくようにする。
- 指先2本でスナップを効かせて打つ。
- ぴたっと置けるということも指先の調整能力になる。
- 直角に注視する。
- 図形の特徴すなわち直角があるとか、三角形では正三角形のように辺の長さが同じな物と辺の長さが違うものがあるというようなことを、自分で体験させて理解させていく。
- 図形の釘を自分で外して仕舞えるようにする。
知力プリント
点描写が出てくる。苦手な人は苦手。能力が行動を規制するのであるから、能力が高いにこしたことはない。
- 知力プリントは、空間把握能力を高めるもの。上下前後は簡単だが、左右が解らないことが多い。転移プリントができて初めて、点描写ができるようになる。
- 子どもの目を見ていると何処を見ているかが解る。部分だけを見ていると全体が捉えられないから、書けない。
- 全体を捉えさせるように書かせる。右から何番目と文章でいうのではなく、全体を捉えるように、端から端まで線を引くよ、ここあいているよ、と声がけをする。なるべく説明しないようにする。
- 最初は同じ形が書ければよい。段々と、点の真ん中を通る、点で止めるように書けるようにしていく。
- 前か後ろかというプリントが出てくる。ボートは罠になっている。説明しても解らない。日常生活の中で感じて使うことが大切。
- 移転は必ず同じ場所に書けるようにする。なるべく指導者は黙っている。
- 点描写は、斜めが難しい。縦横を先に書いて、斜めを書くようにする。目が動いて同じように手が動いているのかを確認する。
- 一番大きい、一番小さいというプリントが出る。全部視野に入れさせるようにする。法則性を見つけることができるようにするのだから、全部を見るようにする。
- 内外。内という単語は、何を意味しているのかは体験をしなければ解らない。
- 重なりのプリントは、色板トントンを使って説明する。
- 不足プリントは、子どもに見つからなかった場合でも楽しそうな雰囲気に気をつけて指摘をしてあげる。見たことのないものの不足は指摘できないから、日常の中で気をつけるようにする。
数能力の育成
- 数カードは見せて、事実をいう。どっちが2か、どっちが多いか、これはいくつか。興味がなくなってきたら、瞬時に見せて隠す。
- いくつですか。プリントに数を書かせる。書けなければ手を添えて書く。
- 花はじき、玉、ウッディブロックを使って数を感じる。
- 16レッスン目からドット棒A型。階段作りをさせて、3の補数を感じさせる。
- ヌマーカステンでも瞬時に数を言えるように刺激する。
- プリントの前に、教材を使って実感させて刺激する。
息子の様子
塗りむらがない、はみ出さないという約束を守ることができるようになってきました。青色を重ねているのは、幼稚園で色を重ねるということをやったらしいので、クレヨンでも色を重ねてみたいと言ってやってみました。オレンジ色をチョイスしているところが息子の尖った部分ではないか、と心配しています。
色板トントンは大好きなので、放っておいても自分で完成させてしまいます。指導のとおり、図形の名前を連呼してきたので、直角三角形、正方形、台形は理解しているようです。正三角形と菱形(平行四辺形)は、怪しい。
指導の中でも指摘されていましたが、不足は、生活体験がないと難しいです。サンダルのひもは解らなかったです。小鳥のくちばしも間違えています。
移転です。指導書に左右反対に書いているようではまだまだと書かれていますが、息子は案の定、左右反対に書いてしまっています。移転の問題を沢山解かないといけませんね。
数を書かせようとしたのですが、失敗しました。こどもちゃれんじの「ひらかななぞりん」も上手な方とはいえません。自分の名前を先週初めてなぞれたレベル。数字は1以外は書けませんでした(笑)。丸を書いてみようと言ったのですが、段々と飽きてきたのか、いい加減な丸しか書けません。
クレヨンでは筆圧が強く安定しているのですが、鉛筆は持ち方を気にしているためか、非常に筆圧が弱く、運筆が心許ないのです。
これいくつ、多い・少ないのカードで、兎の4のカードが間違うのです。5というのです。
息子に尋ねてみると、「5と書いてあるから・・・・。」と返事があり、最初は全く意味が分からず、最初は3までの数しか認識できないという指導のとおりだと思って納得していたのですが、赤丸で囲った5ページの5という数字に気がつきました。
息子に確認してみると、5ページの5を読んで、5と答えていたようです。全く息子の目の付け所には油断がならない。
ピグマリオンの投稿をしていると、勉強ばかりと思われているかもしれませんが、楽しくやるように心がけています。息子には、それが伝わっているのかどうか解りませんが、先日、嬉しいことを言ってくれました。
「お父さん、僕大きくなって、子どもができたら、お父さんが教えてくれたピグマリオンを子どもにも教えるんだ。」
「お父さん、お母さん、いつも優しくしてくれてありがとう。僕、大きくなって子どもができたら、お父さんとお母さんが優しくしてくれたことを教えてあげるんだ。」
息子の初めてできたコーナー
- 2本の普通の箸を持って何とか食べることができた。
- 浴槽に一人で出入りできるようになった。地味ですが、16㎏の息子を抱っこして浴槽から出すのは結構辛かったので、本当に嬉しいです。