息子(年中・5歳)の武将好きは、とどまるところを知らないのです。
試しに、関ヶ原の戦いの各武将の動きを地図を使って説明するように言った。
父「関ヶ原の武将の動き地図で説明して〜」
息子「いいよ!まず、家康は江戸を出て越後に向かったんだ。」
父(えっ!本当に答え始めた。)
息子「でも、家康は上杉討伐に出るふりをした作戦だったんだよ。」
息子「その作戦に引っかかった石田三成が戦いを始めたんだ。」
息子「それで家康が大阪の方に向かったんだ。」
父「黒田の動きは?」
息子「長政は東軍。官兵衛は九州を自分のものにするぞ!と言って、立花と大友をやっつけたんだ!」
私は、驚いた。息子には親が何も教えていない。殆ど一人で超ビジュアル戦国武将大辞典、家康辞典、秀吉辞典等を読み込んで、お風呂で覚える日本地図と見比べながら、覚えたらしい。私がわざと黒田の動きは?と聞いてみたが、これもさすがにそこまでは解らないだろうなと思ってあざとく聞いただけのことだった。
また、家紋が好きなので、この本を買ってあげた。
小早川隆景と小早川秀秋のところで、息子を試してやろうと思って、小早川隆景を指さしてこれは誰?と聞いて見た。息子は漢字は何となく読める武将と全く読めない武将がいる。小早川隆景に深い意味はなかった。単に目にとまっただけだった。
家紋を見て、息子は「あ!これは小早川秀秋だよ!」と言った。次のページにある小早川秀秋を見つけると、「なんだよ〜だまされた!こっちが小早川秀秋!」と言った。
どうして解るの?と聞くと、息子は「五七の桐があるでしょ。これは秀吉一族の家紋だから、秀吉の子供の小早川は秀秋だよ。それに木下家の家紋もあるし」と教えてくれた。
息子は養子というものはまだ良く理解できていないが、秀秋が秀吉の養子になったことを知っているらしかった。
私は、困惑した。息子は一人でこの数ヶ月武将辞典を読み込んで、とうとう親に解説してくれるレベルにまでなってしまっていた。これから、この息子とどのように対峙して育てていけばよいのか。
息子は本当に本が好きで読み始めたら、親が少々怒った位では返事もしないで熱中して読み続ける。
今は歴史の話が本当に大好きなのだけれど、そろそろ読む本がない。伝記本で歴史ものはあまりない。歴史もので小学生向けは漫画しかない。でも、漫画はまだ読ませたくないのである。
また、この歴史好きをどのように伸ばしていけばよいのか。毎日悩んでいます。